Sony α7Ⅱ + Leica Summicron 35mm F2 / 2nd
ライカを代表するレンズの一つで
年代によって8枚玉、6枚玉、7枚玉とあります。
それぞれに違った魅力的な描写となります。
ズミクロンは解放F2のレンズ群に付けられている名前です。
ズミルックス(F1.4)やノクティルックス(F1.2〜0.95)よりも
小型、軽量となっています。
明るさを重視していない分、無理な設計にならず
高いレベルの描写性能となっています。
コントラスト、色の再現力は流石と言ったところでしょう。
実物通りの色味が表現されています。
最近ではミラーレス機に合わせる事が流行っていますが、
このコンパクトさも魅力です。
気軽にスナップを撮るには最適な一本かと思います。
解放では柔らかい癖のあるボケとなっております。
フレアやゴーストも現代のレンズに比べると
盛大に出る事もあります。
しかし、この癖を味として表現できた時に
このレンズの本当の実力を見る事が出来ます。
F4まで絞ると線がシャキッとシャープになり
解放時と同じレンズとは思えない程です。
フレアやゴーストも一気に目立たなくなります。
ラテン語で「最高に」「小さい」という意味のズミクロン。
小さいとは微細なものまでシャープに写るという事です。
オールドレンズの温かみを持ちつつも
高い解像度を誇っています。
是非手に入れたい銘玉となっています。