ズミルックスと聞くと、やはり目が行ってしまうのが
その明るさだ。
現在でもF1.4と言うとかなり明るいレンズとなる。
今回はズミルックス50mm F1.4の第二世代を
持ち出して見た。
港に無造作に置かれた、係留用のロープである。
前ボケ、後ろボケが実に優しく、ナチュラルにボケている。
ピント面の解像度は、息を飲むほどである。
背景ボケとのコントラストによりボラードが浮かび上がっている様だ。
寒空を舞うトンビだ。
雲の厚みと臨場感が実に上手く描写されている。
何かの実がなっていた。
複雑な植物の構造まで忠実に再現されている。
葉脈の1本1本までもが、しっかりと描写されている。
周辺光量落ちの影響もあってか、
映画のワンシーンの様な雰囲気を醸し出している。
どうだっただろうか。
ライカを代表するレンズの1本の写りは。
その場の雰囲気をしっかりと表現している。
実に味のあるレンズである。
まだまだ、このレンズの魅力を伝えきれていないが、
今日のところは、ここまでにしておこう。