Sony α7Ⅱ + Carl Zeiss Planar 50mm F2 ZM
標準レンズとして解放F2は現在では決して明るいレンズではありません。
しかし、無理に明るさを求めるのではなく、描写力、色味、ボケ味など
明るさだけではない、表現力を感じさせるZeissの気合を伺える銘玉です。
現在のソニーzeissよりも僅かに暖色でしょうか。
描写力は「素晴らしい」の一言で、Zeissらしい色ノリが味わえます。
解放では周辺減光が良い感じに出るので、作品作りにも活かせるのではないでしょか。
四隅の解像度は解放では甘く感じるので、F4、F5.6くらいまで絞ると非常にシャキッとシャープになります。
10枚羽の絞りは、綺麗な円形絞りを作り出します。
絞った時も綺麗な玉ボケが見られます。
高級感のある金属製のボディーで熟成され尽くされたデザインは
操作もしやすく、まさに機能美と言える追求された形です。
ライバルのライカとは描写の好みにより別れるところもありますが、
コスパではツァイスの圧勝です。
ライカは金額面で中々手が出ませんが、こちらは1桁少ないので
1本持っておきたい銘玉です。