ライカのレンズと言うと、この初期玉ズミクロン 35mm F2は外せないだろう。
6群8枚からなるので8枚玉と呼ばれている。
レンズ沼にハマった者の終着点の様なレンズである。
今だに絶大な人気により、超高額で取引されている。
この使い込まれた様子を見て欲しい。
たくさんの情景を写し出してきた、長い歴史を感じずにはいられない。
今日はそんな銘玉を贅沢にも白と黒2本並べてみた。
お洒落でクールな白、
シックで渋い黒、
ライカファンでなくても美しいと感じてしまうのではないだろうか。
どちらのレンズもとても良いのだが、
やはり私はこの使い込まれた様子が一目で分かる
黒が好きだ。
この塗装が剥げている感じが良いのだ。
無限遠位置にロックされる時のパッチンという音がたまらない。
というのは私だけだろうか、、
柔らかな表現が得意で、何を撮っても絵になってしまうのだ。
これは今のレンズには無い奇跡の銘玉なのである。
お気に入りのM4に装着してみた。
実にお似合いの組み合わせだ。
今すぐ持ち出して、撮影したくなる衝動に駆られてしまう。
白と黒の8枚玉、あなたはどちらがお好みかな?