今回は、初代ズミルックス35mm F1.4を持ち出して
冬の房総に出掛けたので、ご紹介しようと思う。
ちょっとライカの事をかじった人なら誰でも
知っているであろう。
最も人気の高いレンズの1本ではないだろうか。
現行と比べると明らか写りに違いがある。
現行のピシッとシャキッとした写りとは一線を画す。
ただ甘いだけと言われれば
そうなのだが、この優しい描写に皆魅了されるのである。
冬の海の澄んだ透明感を感じる。
夏のカラフルな海とは違う、光をうまく捉えている。
開放でもピント面では、それなりに解像する。
フジツボの凸凹も繊細に表現できている。
ん〜この表現、まさにオールドレンズと言えるのではないだろうか。
現行レンズでは、この雰囲気はまず出せない。
実に味のある描写である。
優しくボケていく背景
国産の現行モデルから入った人からすると
「甘々じゃん」と思われるかもしれないが
ライカのレンズには物語を作る様な。
不思議な魅力にあふれているのだ。