Sony α7Ⅱ + Leica Summicron 90mm F2
ライカの大口径望遠レンズと言えばズミクロン90mmではないでしょうか。
今回、ご紹介するのは1980年から1998年まで製造された第2世代になります。
第1世代より洗練され約250gも軽量化が図られ480gとなりました。
扱い易さが格段に良くなり、加工精度も上がりました。
この機能美は、もはや工芸品の域に達しています。
大口径レンズゆえに、開放では非常に薄い被写界深度となっています。
レンジファインダーではピント合わせが大変です。
しかし、ミラーレス機であれば容易にジャスピンが可能です。
良い時代になりました。
フィルム時代では考えられませんでした。
ポートレートで使用すると、柔らかく広がっていく背景のボケが美しく描写されます。
ピント面ではくっきりとシャープに背景は柔らかく人物を際立たせてくれます。
独特のトーンとコントラストで表現の幅もぐんっと広がります。
金属の重厚感と精密な作りには脱帽します。
さすがライカ黄金時代のレンズです。
ピントリングを回すだけで思わずニヤけてしまう様な逸品に仕上がっています。